小劇団
若いころ役者志望で地元の小さな劇団に所属していました。
夜19時から2時間ほど週に3~4日稽古に当てていました。
土日は終日ほぼ稽古に費やしていました。
公演間近になれば毎日稽古。家へ帰ってもセリフや肉体トレーニングなどプライベートをかなりの時間お芝居の為に使っていました。
稽古場所の確保が結構大変で、公共施設を何件か見つけ、会議室や多目的教室を借りていました。
就職している劇団員もいましたが、私はアルバイトをしながら劇団に通っていました。
なので金銭面が一番大変だったと思います。
貯金はあまりできず、贅沢な事もできません。
食事もファミレスやコンビニがメインです。
チケットノルマという制度があり、自分で何十枚か買い取り、それを自身で捌く必要があったため、捌ききれず自分で支払う事がよくありました。
親からも心配され多少援助してもらっていました。
特に将来の事が不安だったようで、何度か遠巻きに辞める様促されていました。
休みはほぼ稽古なので、体力的にも厳しかったです。
若いころは無理ができますが、年を重ねると劇団の中での役割も増え、寝る時間も減り睡眠不足な時期が結構ありました。